5051号 ある日の昼食

先日新宿で食べたそばで、疑問がありました。

これが食したそばです。
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食べ終わってレジで店主に質問しました。

「そばの猪口がこんなひろい器なのはどうしてですか? 私はいつも小さい猪口でかならず手に持って食べるのですが・・。」

左の汁は天つゆで、真ん中の大きい器がそば用です。

店主はニコニコしながらこう答えました。

「お客様の中には、天つゆではなく、そばつゆにてんぷらを漬けたいとおっしゃる方がいるので、食べやすいように広い器にしているのです。」

「そばつゆに浸して食べると、汁に味が移っておいしいという方がいるのです。」

「なるほどそういうことですか、わかりました。」

「あのでかいかき揚げを、そばつゆに浸すのは、広い器でないとダメですからね。」

「では次回来たら小さい方を注文しますね」

「ありがとうございました!」と店主。

いままで他でも広い器が出て来ることがありましたが、これは小さいのに替えてもらうよう、頼めるということですね。


5050号 映画「パブリック 図書館の奇跡」

久しぶりに有楽町の「ヒューマントラスト」へ行った。

いつものように早めにチケットを買うのだが、もうかなり立て込んでいた。

選んだ席はC9、前から3番目だ。

チケットをポケットに、昼食の物色に出かけた。

有楽町銀座にはそば屋は少ない。

事前にネットで調べていた店に行ってみた。
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そして時間つぶしに喫茶店へ。この辺の喫茶店は高い。
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そろそろかと、映画館へ出かけると、やはり人がたくさん待っていた。

でも座席は一人置きになっていて、わたしのC9も安全な位置だった。


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<オハイオ州シンシナティの公共図書館のワンフロアが約70人のホームレスたちに占拠された。
記録的な大寒波の影響により、市の緊急シェルターがいっぱいで彼らの行き場がなくなってしまったのだ。
彼らの苦境を察した図書館員スチュアートは図書館の出入り口を封鎖するなどし、立てこもったホームレスたちと行動をともにする。
スチュアートにとってそれは、避難場所を求める平和的なデモのつもりだった。
しかし、政治的イメージアップをねらう検察官やメディアのセンセーショナルな報道により、スチュアートは心に問題を抱えた危険な容疑者に仕立てられてしまう。>

<寒さをしのぐための行動が、野心丸出しの市長や凄腕の交渉人を引っ張り出す事態となり、さらに駆けつけたマスコミに婉曲報道され、一大事件に膨れ上がってしまう!
武器もなければ攻撃する意志もないホームレスと図書館職員。
「敵」と断定されたこの事態に、どう収拾をつけるのか……?> 


原題は「The Public」で、「公共とはどういうことなのか」と考えさせられる演出になっている。

主人公の図書館員は、まじめで要領が悪く、状況説明もちゃんとできず、そのため犯罪者扱いされてしまう。

公共の建物は、開館閉館の時刻が決められているし、そこで寝泊まりするなど認められてはいない。

70人のホームレスは、市のシェルターが満杯で行き場がない。

外は極寒の世界で、外にいれば凍死してしまう。

図書館員二人とホームレス70人。

外見上は図書館員の反乱デモともとれるし、ホームレスの図書館員監禁ともとれる。

結局図書館員を含め、全員が検挙されてしまうが、エンディングは想像もつかない方法でびっくりした。

https://eiga.com/movie/92506/special/

5049号 中国の歴史ドラマ

昨年の末、ブラジルに赴任していた早稲田と慶応のOBの懇親会がありました。

もう25回も開催されているのですが、出席者の高齢化がどうしようもなく、今回で最後ということになりました。

シュラスコを食べながら、斜め前の早稲田OBの奥さんと、韓国ドラマについて語り合いました。

「最近の時代劇はつまらない、昔の〇〇なんかとてもよかった」とか。

そのうちに奥さんから「中国ドラマのXXを見ているけど、これは面白いですよ」とコメントがありました。

いろいろ話していると、その奥さんが「珍しいですよね、男の人が・・」と言うのです。

つまり男性はドラマなんか見ない人が多い、ということのようです。

「韓国ドラマでは、これこれが良く出来ていて見ごたえがありますよ」と教えると、「DVDを借りてみます」とのことでした。


話はこれで終わりですが、最近の我が家は朝鮮時代ドラマが少なくなっているので、一つも見ていませんが、中国ドラマは増えましたね。

中国ドラマは、朝鮮ドラマに比べ、一言で言うと単純なので先が読めます。

ひねりも朝鮮ドラマほどではありません。

宮廷系ドラマが2本、三国志系が1本は放映中で、終了したものが2本あります。

スン・リーという女優が出ていると見逃せません。

「おうちで自粛」生活には、テレビドラマが最適ですね。

あと中国ドラマではありませんが、トルコで制作した「オスマン帝国」のドラマがシリーズ4が放映されていて、これもファンです。

男ですが、こんな生活をしています。







5048号 かんぽの宿

潮来の方のゴルフ場で久しぶりのラウンドをしました。

ジェイゴルフ霞ケ浦という、会社時代はここのメンバーにしてもらったコースで、もう何十回もやっています。

コロナ対策は十分で、レストランは横長のテーブルに替え、「最後の晩餐」方式のしつらえでした。


ラウンド中気が付いたのですが、キャディーバッグの仕切りが一部壊れて、ドライバーなどのウッド類を入れる場所の仕切りが折れていました。

そのためいくら本来の場所に入れても、いつの間にか、その下のアイアンを入れるところに落ち込んでしまっているのです。


それは家に戻って修理しようとそのまま車に積み込み、「かんぽの宿潮来」に行きました。

ここも何度も来ているのですが、最後に来たのが5年前で、メンバーカードが失効していました。

早速お風呂です。

4階の湯舟から、霞ヶ浦の北浦がよく見え、対岸の道路を走る車まで見えます。

遠くには鹿島スタジアムが見え、夜になると試合のある日はライトが煌々とついているのが見えます。

この日は試合はなかったようです。

以前はペロッとたべられた夕食も、少しは残すようになりました。
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もちろんたんぱく質を摂りすぎないよう注意してですが。
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コロナ対策として、こんなことをしていました。

まず部屋に着くと、すでにふとんが敷いてあります。

夕食は時間予約制です。

朝食もおなじですが、以前のようなバイキングではなく、お仕着せの料理でした。



帰宅後さっそく、キャディーバッグを見ました。

スペースを仕切っている横棒のねじを外し、横棒の隙間にあるものを差し込みました。
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AC用のビニールケーブルがあったので、これを割いて一本にし、それを使ったのです。

差し込んで向こう側から顔を出したら、引っ張って縛ります。

反対側も同様にします。

結び目が緩むといけないので、接着剤で固めました。
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これでなんとかもとに戻ったと思います。


5047号 75歳

町内会から回覧板が回ってきました。

見ると「75歳後期高齢者になった方は、この表に書き入れてください」というもの。

表があるのに、まだ誰も記載していません。

該当者がいないのか、それとも。

その表には、氏名、生年月日、住所、電話番号を書くようになっています。

昔ならともかく、いまの個人情報を大事にする社会であるのに、町内をグルグル回る、だれでも見ることが出来る、回覧板に書くのはいかがなものかと、私は該当者なのにスルーしました。

これでなにか記念品でもと思いましたが、個人情報を白日の下にさらすことの方がまずいと考えたからです。

そもそも区は把握しているのですから、区からの調査ではないですね。

きっと町内会からのお祝いなのかもしれません。

しかしその旨書かれていないので、あれはないですよ。




5046号 個人の感想

テレビCMで、特に健康食品やサプリなどの説明で、左横に小さく「個人の感想です。効能をあらわすものではありません。」と書かれています。

そう書かれていても、出演している有名人は効能を強調しています。

CMを制作するとき、その出演者の話すことはすべて原稿ができており、あたかも芝居のセリフのように語るのです。

メーカーの要求通り、効能がよくわかるようにしゃべります。

しかし法律で禁じられていることから、「個人の感想」ということにして逃げています。

明らかに責任逃れの方法です。


私もサプリを3種類飲んでいますが、どれも「1日4粒召し上がってください」とか書かれています。

「召し上がる・・」ねぇ・・。

実際にサプリを飲んでいるとき、飲んでいるのであって、召し上がってはいませんよ。

法律が禁止しているのはわかりますが、あまり面白くないですね。

昔の「ガマの油売り」みたいな、多少誇張して、インチキとまでは言いませんが、その方が愉快だと思うのですが、ダメですよね。

それもこれも、なにかあったとき責任を追及されるのを避ける為なのです。

なにしろ日本は過保護社会ですから、そのせいでたくましい国民が育たないのです。

でも反面そのおかげで、安心して生活できるというメリットもあります。





5045号 またもうがい薬

先日は興亜のコルゲンうがい薬が払底して、どこのドラッグストアにもないと書きました。

今度はイソジンです。

イソジンなんて、そこらへんにいくらでもあり、大きな施設のトイレに置いてあったりします。

大阪府の会見で、イソジンがコロナの重症化を抑える効能があると発表したため、もうこの世から姿を消しました。

どこにもありません。

メーカーは増産体制で臨んでいますが、追いつかない状況です。

私の洗面台のイソジンは、もう少しでなくなりますが、カミさんが閉まっておいた大きめのイソジンがありました。

とりあえずは大丈夫ですが、私はいつもコルゲンを使ってうがいをしています。

ヨード系ではないので、大阪府知事が言うような効能はないでしょうが、風邪もひかないので続けます。

そして時々いまや貴重品となったイソジンでうがいをしましょうか。

のどがちょっと赤くなったようなときは、イソジンが強い味方です。



5044号 名前

NHKの「日本人のおなまえ」を見ていると、ずいぶん珍しい、奇妙な名字があるんだと、あらためて驚きます。

日本には、約30万種類の名字があり、そのうちの 7000種類で人口の96%をカバーしているそうです。

また、佐藤、鈴木、高橋、田中など、名字ランキング1-10位の名字だけで、総人口の約10%をカバーしています。

世界で一番名字の多い国はアメリカで150万あります。

イタリアが35万、ドイツは30万で多い国になります。

逆に少ない世界一は韓国で286と言われています。

なにしろ上位5位までの、金、李、朴、崔、鄭の姓が人口の半数を占めるのです。

中国の名字は約4000種類で、同姓同名がわんさかいるのは仕方のないことです。


名字ではなく、名前の方では、なぜか同じ名前が多いのではと、間違っているかもしれませんが、勘ぐってしまいます。

ロシアでは、ウラジミールとミハイルなどがよく出てきます(プーチンも)。

イスラム系の国では、石を投げるとムハンマド(モハメド)に多分当たります。

イギリスは名前で社会的身分がわかると聞いたことがあります。

たしかドイツもそうだとか。

王子のヘンリーという名前は、アメリカではあまり見ない聞かない名前のようです。



この記事は私の勝手な思い出書きましたので、間違っているところがあると思うので、いい加減に読んでください。


5043号 抜かれる!

「有楽町」まで行くので、久しぶりに地下鉄に乗りました。

「森下」で大江戸線に乗り換え、「月島」で有楽町線で「有楽町」まで行きます。

途中の駅では、下りのエスカレーターがないところが多いのです。

家でもそうですが、下りの階段は注意して降りています。

下を見て一段ずつ確認しながら降りるのです。

そうしていると、隣に若い女子が追い抜いて行きます。

下も見ず、場合によっては、“下り階段スマホ”状態です。


自分でも知らないうちに、歩幅が狭くなり、足取りもゆっくりとなっているのかも。

そういえば、以前青山通りの下り坂で、幼稚園の女の子を連れたお母さんに抜かれたことがありました。

外出時、相当早めに家を出るので、つまり急いでいないので、ゆっくり歩いていいんだと、言い訳気味の納得をしています。

階段で転がり落ちないよう、これからも注意してゆっくり行こうと思っています。


5042号 先日のゴルフとサングラス

小山市にあるゴルフ場へ行きました。

人数が足りないからと、助っ人で呼ばれました。

最近のゴルフ場の定番は、車を玄関に着けて、キャディーバッグを自分で降ろしバッグ立てに持っていきます。

以前はスタッフがバッグを降ろしてくれ、自分はそのまま駐車場に車を持っていくだけでした。

クラブハウスに入る前に、マスク装着です。

ロッカーは使えるゴルフ場と、まだ使えないところと分かれているようです。

そこのゴルフ場はロッカー解禁となりました。

朝のコーヒーはダメです。

レストランは昼のみ。

ラウンド終了後、ここのゴルフ場は「クラブの清掃は自分で」とのことでした。

私はなんでも自分でやる方なので、ちっとも面倒ではありません。

ヘッドカバーも間違えずにはめられますし・・・。


スタート前持ってきたサングラスをかけましたら、なにか曇っているようなので、ティッシュペーパーでふき取ってみましたが、相変わらずです。

どうもザラザラしていて、経年劣化のようです。

もう10年以上にもなりますかね。

我慢してかけてはいましたが、もう寿命だなと納得しました。

翌日ゴルフショップで新しいのを購入しましたが、条件はこうです。

できるだけ明るいレンズ、ケースは小さいもの。

サングラスに0.1とか書いてありましたが、これは0.1%と読むので、99.9%UVカットになります。

レンズ(実際は度も入っていないプラスチック)の明暗度合いは、UVとは関係ありません。

昔は結構暗いのを選んでいましたが、最近はできるだけ明るい方を好むようになりました。

選んだサングラスを見せ、このケースも欲しいと言いましたが、サングラスの品番ごとにケースが異なるのだそうです。

なんだか変だなと思いつつ、サングラスの化粧箱を見るとちょうどいいではないですか。

これに入れればボストンバッグに直に入れてもかさばらないし大丈夫です。

バカでかいケースは無用の長物です。


5041号 市町村

日本の自治体「市」は、英語での表記が、Cityだ。

「市」の他に「町」と「村」がある。

「市」となる要件は、人口5万人以上、中心的市街地に全戸数の6割以上があるなど。

町は、当該都道府県がそれぞれ条例で定める要件(人口、連坦戸数あるいは連坦率、必要な官公署等、産業別就業人口割合等)を具備すること。

村の法的な要件は、特段定めはなく、市の要件も町の要件も満たさなければ、自動的に村となる。


「市」がCityであるのは納得するが、「町」と「村」の表記がなんとも違和感を感じさせる。

よく地方の道路(高速を含む)を走っていると、自治体の境にその自治体の名称が書かれた看板のようなものが見られる。

それによると、「町」はTownである。

自然豊かな、青々とした木々が茂る森を見ながら、「ここがタウン?」と思ってしまう。

「歌舞伎町タウン」ならよくわかる。

「村」はVillageだ。

私は違和感を感じてしまうのだが、外国にも同じように「Town、 Village」が存在するから、私の違和感は間違いだろう。

もっとも外国の「Town、 Village」は内容がずいぶん異なるものが多いようだ。

5040号 なぜ払底しているのか?

私のうがい薬は、コルゲンうがい薬で、もう40年近く利用しています。

90年代ゴルフ仲間と恒例の、夏の草津でのゴルフ会によく行きました。

ある年ですが、そのうがい薬を持っていくのを忘れてことがありました。

いつもやっていることが出来ないと、ちょっと不安になるものです。

草津の薬局で買い求めることが出来ました。


時は流れ(笑)、令和2年の今、そのコルゲンうがい薬が市場にないのです。

行きつけのドラッグストアは、いくつかありますが、どこにも置いてありません。

「いつ入荷するかわかりません」けんもほろろです。

アマゾンには売っているのですが、かなり高目です。

最近興和のお客様センターに電話しました。

ところが向こうからあまり積極的に説明をしないのです。

こちらの質問に答えるという、たよりない会話が進みます。

これは会社からの指導なのでしょうか。

クレームを毎日イヤというほど聞かされている担当者ですから、元気も無くなるのは理解できます。

「私は御社のうがい薬を長年愛用しているのですが、今どこにも売ってないのです。どうしました」「申し訳ございません」

「生産はしているのですか?」「ハイ生産してます」

「ということは出荷が間に合わないので・・?」「ハイそうです」

「コロナのせいですか?」「そういうこともあるかもしれません」

「コロナに効くとか、チマタで噂されているのですか、ネット上とか?」「それはないと思います」

「いつになったら改善するのですか?」「まだちょっと・・」


ウーン、埒が明かないので、仕方なくアマゾンに注文しました。

これが今日届いた商品です。
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実は家にはまだ在庫があるのです。

しかし払底状態が長引くと困るので、高かったですが、やむなく注文してしまいました。

5039号 重祚

重祚(ちょうそ)とは、一度退位した天皇が再び即位することで、我が国では2度行われています。

皇極天皇(35代)は、「乙巳の変」(大化の改新)をなしとげた中大兄皇子の母親です。

「乙巳の変」直後、母親は息子を天皇にしようとしますが、中大兄皇子は「ちょっと待って」と言います。

そして皇極天皇の弟、軽皇子(かるのみこ)を推薦して自分は辞退するのです。

「乙巳の変」を実行した中臣鎌足は、事前に誰とこの計画を実行しようか検討し、一時この軽皇子を候補にしました。

ところが実際に会ってみると、「こいつはダメだ」と落第点をつけ、次に中大兄皇子に白羽の矢を立てます。


そのダメ男をわざわざ推薦するところに、中大兄皇子の狡猾さがあるのです。

すぐに自分が即位すると、天皇になりたいがためのクーデターとみられるのを避けたのです。

ダメ男(孝徳天皇)をいただき、中大兄皇子はダメ男をコントロールできる陣容を整えます。

孝徳天皇は在位9年、最後は難波長柄豊碕宮にやっと移りましたが、皇太子の中大兄皇子は天皇に対し、大和に戻るよう進言するのです。

天皇が「イヤだ」というと、中大兄皇子は大勢の皇族と臣下を引き連れ、天皇を置き去りにして大和へ行ってしまいます。

この件で天皇はがっくりして翌年崩御してしまいます。

孝徳天皇の崩御後、皇極天皇(62歳)は斉明天皇として、飛鳥板蓋宮で再び皇位に即きます。

これが最初の重祚になりましたが、政治の実権は皇太子の中大兄皇子が執りました。

天皇の行為はすべて、息子の中大兄皇子に跡を継がせようとした親心から出たものです。

ずいぶん慎重なやり方ですが、中大兄皇子もかなりのワルじゃないですか。

NHKで最近「大化改新」というドラマを放映していましたが、岡田准一が中大兄皇子をやっていました。

https://www6.nhk.or.jp/drama/pastprog/detail.html?i=taikanokaishin


ちなみにもう一人の重祚は孝謙天皇(46代)が称徳天皇(48代)になったことでした。


5038号 7月28日

7月28日は父親の命日です。

前日の27日、家内が「お父さんは何が好きだったの?」聞くのです。

親父の好物を仏壇に供えたいとのことでした。

質問されたのですが、よく考えても親父の好物がわかりません。

そればかりでなく、母親に比べ親父の印象が薄く記憶が少ないのです。

まじめで不器用な男で、将棋だけはアマ初段をもらっていました。

そして山登りが趣味で、ことあるごとに出かけていました。

これを書いているうちに、すこしずつ思い出します。

カメラにも凝っていました。

食事は母親が作ったものを食べていましたから、なにが好きだったのかわかりません。

ただ覚えているのは、瓶詰のウニをよく自分のそばに置いて食べていました。

その話を家内にすると、近くの魚屋で刺身を買ってきましたが、そこに生うにが山もりで乗っていました。

ご飯とウニ入りの刺身、ワカメとキュウリの酢の物、その他小鉢が一つ、私が作ったナスのみそ汁。

それを仏壇に供えました。

親父のウニの分だけ、食卓のウニが減りました(笑)。

食ってみるとなかなかおいしいのです。


50年前の事故を思い出します。

職場の同僚と飯豊山に出かけたのですが、沢を下っている際川上から飛んできた岩石が頭に当りました。

救助隊が背負って山を下りてきたとき、親父の頭には確かに傷がありました。

その日のうちに火葬されました。

一緒に行った若い同僚は、一応警察に呼ばれ説明を求められたそうです。

二人は浦和から車で出かけ、地元のある家に車を預けて飯豊山に向かいました。

車は私が引き取りに行きましたが、車の左前が何かにぶつかったらしく、凹んでいました。

きっと「運命の予告」だったのかもしれません。

高速道路などなかった時代の話です。

私が25歳の夏のことでした。


5037号 自衛隊

我が国のほとんどの憲法学者は「自衛隊は違憲」としています。

憲法9条を素直に読めば、違憲ということになるのも仕方がありません。

いままでの政府は、苦し紛れの解釈をしていたのですが、そろそろ限度がきます。

憲法の前文には(何回か書きましたが)、「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」とあります。

「平和を愛する諸国民の公正と信義?・・・」、理想はそうでも、どこにそんな国があるのか問いたいものです。

日本国憲法は崇高な理念を掲げています。

それは認めますが、しかし世界の現実を見れば、無理目を言わざるを得ません。

ある左派憲法学者の理念は、「戦争反対」なのですが、もし憲法が改正され、憲法上戦争可能になったとき、どうコメントするのでしょうか。


5036号 「人は、なぜ他人を許せないのか」

SNSが盛んになると、一方では他人を非難中傷する投稿が目立つようになりました。

芸能人の不倫とか、母親の育児放棄とか、高齢者の自動車事故など、非難する対象はいくらでもあります。

ネットがなかった時代では、そうした情報は既存のメディアから得られていました。

既存メディアは「穏健フィルター」にかけていますから、その真の姿ははっきりしません。


中野信子氏の著書「人は、なぜ他人を許せないのか」を読むと、「正義中毒」という言葉が出てきます。

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「人の脳は裏切り者や、社会のルールから外れた人といった、わかりやすい攻撃対象を見つけ、罰することに快感を覚えるようにできている。」

「他人に『正義の制裁』を加えると、脳の快楽中枢が刺激され、快楽物質であるドーパミンが放出される。」

「こうした状態を、正義に溺れてしまった中毒状態、いわば『正義中毒』と呼べる。」

「『正義中毒』が脳に備わっている仕組みである以上、誰しもが陥ってしまう可能性がある。」

「『正義中毒』の状態になると、自分と異なるものをすべて悪と考えてしまいがち。」

「対立する双方が、お互いに自分を正義と確信して、お互いに攻撃を始めたら、解決の糸口を見つけることは困難。」


自分の姿を見せることなく、どこの誰かも知られることなく、他人を攻撃するのは痛快なのでしょう。

最近ある動画サイトをインストールすると、出てくるは出てくるは、有名人をこき下ろす文章や画像がこれでもかと現れます。

困った時代になったとも言えますね。


5035号 小栗重吉

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小栗重吉は、江戸時代後期、史上最も長期にわたって漂流した船頭として知られている。


1813年、重吉は尾張藩の小嶋屋庄右衛門所有の千石船・督乗丸(約120トン)の船頭として、部下の乗組員13名と共に師崎から江戸へ出航した。

しかし江戸から帰還する途中、遠州灘で暴風雨に巻き込まれ遭難する。

遠州灘は西風の強い難所として船乗りには知られた場所だった。

当時の船は大型になっているが、構造上舵が弱かったため、荒波にもまれているうちに破壊されてしまった。

(当時と同型の千石船)
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効率をよくするため大きな帆を付けた。それは少ない風でも速く進めるようにということだったが、それが一方で弱点になる。
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舵も大型になるのだが、そのため横波に強い影響を受け、壊れやすい。
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帆と舵を失った船はバランスを崩し、とうとう帆柱を切り倒さなくては危険な状態になった。

もはや大型船といえども、コントロールを失ったただの漂流物と化した。

重吉は毎日日記をつけていた。

食料としての米は数週間分しかなかったが、積み荷の大豆があった。

この大豆を砕いて粉(きなこ)にして、炊いたご飯にかけて食べた。

困ったのが水だ。

重吉は夢のお告げがあったと水夫達に語り、海水から真水を作る方法を伝授した。

2週間、1か月、2か月・・・・、島影も何も見えない日が続き、船員たちは次第に落ち込んでいった。

栄養失調になる者が増えたが、奇跡的に魚を釣ることができた。

立派なカツオだったが、水夫達はそのままかぶりついたという。

このカツオで命拾いできたが、やはり病は避けられなかった。

水夫は栄養不良から壊血病などに罹り、次々に命を落としていくのだった。

11名の命が失われた。

ある日重吉が目を上げると、なんと大きな船が向こうに見えた。

大声で叫び両手を大きく降った。

救助したのはイギリスの船だった。

場所は北米大陸のすぐ西側の海だ。

日数にして484日の漂流だった。
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そしてカリフォルニア、アラスカ、カムチャツカ経由で、ロシア船に乗せられ択捉島へ。

択捉には当時幕府の出先があり、そこから帰国することができた。

その後江戸で事情聴取された後、身柄を尾張藩に移され帰郷を果たすことが出来た。

尾張藩では名字帯刀を許されたが、すぐに辞職し、亡くなった仲間の供養に余生を捧げたという。


以上NHK「漂流484日 船頭重吉の究極のサバイバル」という番組から参考にしました。

5034号 涙が出る

歳を取って情けなくなることがいっぱい。

固有名詞が出てこない。

40年前のパソコンみたいに、頭の中の神経細胞がギッタンバッタン、5分くらいするとやっとアウトプットしてくれます。

とうとう出てこないものもあります。

漢字が書けなくなる。

後期高齢者の中では、結構頑張っていると思うのですが・・・。



そして歳を取ると涙もろくなると言われています。

たしかに映画やドラマでも、ジーンとすることがあり、時には涙ぐんでしまいます。

古い歌の歌詞を読んでも歌っても、泣けちゃいます。

三浦光一の「踊り子」は、伊豆の踊子をテーマにしています。

最後の歌詞は、

下田街道海を見て 目を上げた前髪の 小さな櫛も 忘られぬ 伊豆の旅よ さようなら

歌っていると、これで泣いてしまいます。


美空ひばり「越後獅子の唄」の4番は、

ところ変われど 変わらぬものは 人の情けの 袖時雨 泣いて涙で おさらばさらば 花に消えゆく旅の獅子

越後獅子は子供です。宿屋の主人がそれをみかねて、優しい言葉をかけ、なにかくれたのかもしれません。子供は泣いてしまいます。
幸せうすい子たちですが、情けをかけてくれる人が、「ところ変われど」いるのです。

これで泣いてしまいます。


さだまさしの「精霊流し」では、最後のフレーズがすばらしい。

人ごみの中を縫う様に 静かに時間が 通り過ぎます あなたと私の人生を かばうみたいに

「人生をかばう」という言葉は普通は出てきません。

さだまさしは、作詞家としては天才です。

泣きはしませんが、胸をうたれます。



5033号 エアコンのクリーニング

まだ一度もプロにクリーニングしてもらったことがない我が家のエアコン。

3階の夫婦の寝室に1台ずつ、1階のゴタゴタ部屋(デスクトップパソコン、ギター類、ゴルフバッグx3、本棚、テレビetc)1台、そして大型のエアコンが2階のリビングにあります。

業者が金曜日に来ました。

この会社は、1台目は2000円でいいのです。

家によっては、1台だけで2000円で済ます人もいるそうですが、それも宣伝なのでと言ってました。

そこで2階の大型エアコンをまず2000円でやったもらいました。
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自分で清掃したときは、外せるフィルターに掃除機でほこりを吸い取り、水で洗って乾かすくらいしかやりません。

プロの仕事を見ていると、外せるものはすべて外し、ここにクリーニングします。

風呂場で作業をしていました。

そして水洗いです。

エアコン周りの養生はこれでもかというほど、しっかりとやっていました。

大型だったこともあり、3時間半もかかりました。

終わると残りの3台の予約時間を取りました。

翌週の月曜日、二人の作業員が来て、同じようにクリーニングをしました。
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水洗いが済むと、バケツに落ちた水を見せてくれます。

真っ黒なのがひとつありました。

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こちらの3台は普通の型なので、それほど時間はかかりませんでした。

10時に来て、1時には終わっています。

「しばらく1時間くらいつけっぱなしにしておいてください」と言って引き上げました。

内部を乾燥させるためだそうです。

1代目が2000円、残りの3台はコーティングという追加を頼みましたので、49500円でした。

コーティングにより、あと5年は大丈夫とのこと。

気持ちのいい風が出て、やってよかったと思っています。




5032号 夜郎自大

テレビで中国南部に居住する「ミャオ族」の生活を伝えていました。

中国の少数民族のひとつで、人口からすると4番目です。

貴州省に多いと聞きます。
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「ミャオ族」は「苗族」と書きます。
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「夜郎自大」の「夜郎」は、このミャオ族の国のことです。

「史記」では、「夜郎」は当時の西南地区における最大の国家でした。

漢の武帝が南越国討伐に使節を派遣した際、現地に郡県を設置し、夜郎王族を県令に任じることとしました。

その漢の使者と面会した夜郎王が「漢孰與我大」(漢と我といずれが大なるか)と尋ねたのです。

このことから「世間知らずで、自信過剰」を表す「夜郎自大」(夜郎自らを大なりとす)の故事成語が誕生しました。

「夜郎自大」という熟語の意味をよく知らなかった私は、このイソップ物語のような話で解明できました。

5031号 鑑みる

「鑑みる」という言葉は、本来「先例や手本に照らして考える」と言う意味で使われています。

鑑は鏡から来ているようです。

鏡に照らしてみる、でしょうか。

正しいと言われている使い方は、「現状に鑑みると、本年度の業績は・・」で「に」なのですが、最近は「〇〇を鑑みると・・」という言い方が聞こえてきます。

あの言葉に厳しいNHKでも聞いたことがあります。

「かんがみる」は「考えて」と「見る」に似ているので、また意味も同じようなので間違えるのです。

しかし言葉は生き物で、時代によって変わっていきます。

「〇〇を鑑みる」でも、もう“全然いい”のではと思いますが・・・。

5030号 「春花園」

江戸川区に住んでいるのに、まだ行っていなかったのが、盆栽美術館「春花園」でした。

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いろいろな国旗が掲げられ、ここに多くの外国人が訪れていることがわかります。
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入口の門もなかなかの風情です。
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中に入るとすぐ右側に作業室があり、テレビで何回も登場する彼が仕事中でした。
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案内してくれる人がいて、詳しく説明してくれました。
こちらは樹齢700年。
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こちらは1000年。
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これは1億円の盆栽だそうです。
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2回の展示場からみる母屋。
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母屋の原価の横に置いてあるのが、屋久島の樹齢4000年のスギです。
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一回り見て歩くと、事務所に案内され、お茶を出してくれます。

この日は少なかったですが、コロナ以前は、外国人が観光バスで押し寄せて、お茶を出すスペースもないほどだったとか。

盆栽ドロボーのニュースがかつてありましたが、ここでも被害があったそうです。

現在は防犯カメラで監視しています。

高い盆栽は夜はしまっておけばいいのにと思いますが、自然のままに外に置いておかないと弱ってしまうのだそうです。

ここの「親方」(案内してくれた人のことば)は小林國雄氏で、すべて独学で覚えたとのこと。

http://www.kunio-kobayashi.com/index.html






5029号 「名君独断」

NHK「中国王朝 英雄たちの伝説」の冒頭で、中華人民共和国建国を宣言した毛沢東の映像が流された。

そして「秦」から「清」までの2000年余りの歴史において、「この広大な国土と、おびただしい人々を治め支配してきたのは、たった一人の人間だった」という印象的なコメントがあった。

皇帝の数はトータルで約200人いたが、常にその皇帝が一人で国を操っていた。

「皇帝」

史記に次の言葉があると、番組は言う。

「名君独断」

優れた君主はすべて一人で決断する。

たとえ王朝が交代しても、たった一人の皇帝に権力を集中させる体制が継承されてきた。

しかしその皇帝の中には、暴君もいた。


番組は歴史を語っていたが、現代もたいして変わっていない。

現代中国も名君かどうかは知らないが、習近平共産党独断である。

中国歴史ドラマと朝鮮半島歴史ドラマを見ると、ほとんどその体制は同じだ。

それはそうだろう、同じ大陸にあり、ことごとく中国の影響を受けていたのだから。

「日米韓同盟」というのは、高々70年余りの歴史で、これはそもそも幻である。

2000年の歴史を見れば、「韓」は地政学的に見ても、中国の冊封国であり続けるのが、あの地域の安定した体制なのだ。

5028号 ブラジル食材店へ

先週の土曜日は、鶴見のブラジル食材店兼レストランへ行きました。

船堀橋から乗ってと思いましたが、ナビは別ルートを推奨しています。

新しい行き方は篠崎から乗り、新しく出来た外環で高谷まで行き、そこから関東道へ出るコースです。

首都高羽田線から左に羽田空港の機体が見えます。

「あ~乗りたい、海外へ行きたい」とつぶやくと、家内がこう言います。

「向こうへ着いて2週間、戻ってきて2週間の監禁だよ」


店は汐入で降りてすぐです。パーキングに入れて100m。
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冷蔵庫にはこんなものがたくさん。
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デパ地下であんなに探した種つきのオリーブが、ここでは普通に置いてあります。
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こちらはパルミット。
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食事メニューが貼ってあります。
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家内の注文したのがこれ。
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私はこれ。
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中はブラジル系ばかりでした。普段は日本人も見るのですが。
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これはブラジルの定番清涼飲料、グアラナ。
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帰宅したらアマゾンに注文していたパルミットが届いていました。

ドンキの缶詰の倍くらいの大きさで、高いのは納得です。
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5027号 ジョローナがヨローナ?

昨日の土曜日は新宿て映画を観ました。

早く家を出て、東口に近い「シネマカリテ」でチケットを買い、後はゆっくりです。

雨が降ってきたので、地下道で伊勢丹まで行き、まずは昼飯と7階へ上がりました。

しょっちゅう来ている7階ですが、今日は天丼を食おうと決めていました。

「天一」に入り天丼注文です。


外食すると大体は合格なのですが、1割くらいは失敗があります。

「天一」は私の好みではありませんでした。

銀座三越にある「天国」は合格です。

食事後地下の食品売り場で探したものは、スタッフドオリーブです。

最近のオリーブは種が抜いてあるものがほとんどで、我が家では種ありの方がおいしいとの評価です。

ところがデパ地下ともあろうものが、すべて種無しです。

あきらめて新宿駅近くに戻ると、高島屋が見えました。

そこでも探しました。

どこかの店員に「オリーブはどこ?」と聞くと、親切にもずっと付き合ってくれて、奥にある紀伊国屋まで行って調べてくれました。

結局ありませんでした。


映画は「ラ・ヨローナ 彷徨う女」というベネズエラの映画です。

ヨローナ?・・・こちらがよろけますよ。

冒頭のタイトルは「LA LLORONA」となって、エンディングのエンドロールでは、まさにその「ラ・ジョローナ」の歌が流れました。

歌詞はこの映画のために作られたようですが、「ジョローナ」と歌合う個所はちゃんと「ジョローナ」と歌っていました。

横の字幕には「ヨローナ 一人ぼっちの悲しい女」とか堂々と書かれていてむかつきます。

あらすじは下のオフィシャルサイトを見てください。
https://gaga.ne.jp/lallorona/

3026号 レジ袋

いまやどこの店でもレジのところで「有料です」と言われます。

我が家では玄関にマイバッグが置いてあり、近くへ買い物に行く時はこれを自転車に載せて行きます。

また普段持ち歩く自分の肩掛けバッグには、小さくたたんだレジ袋がしまってあります。

結構これが重宝します。

先日本屋で雑誌を買ったら、やはり「袋は要りますか?」でした。

とうとう本屋でも有料になりました。

自分のバッグに折りたたんだレジ袋が入っていましたので、「要らない」と断りました。

雑誌をそのまま抱えていると、万引きのような気になります。

レジ袋は、その店で購入したというひとつの証でもあります。

これから万引きが増えるのではないかと心配しています。

5025号 「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」

巡礼というと四国のお遍路が思い出されます。

四国を一周すると1400kmもあり、これは相当体力と日数が必要です。

タイトルの「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」は、先日のNHKで3回に分けて放映されました。

キリスト教の三大巡礼地は、エルサレム、ローマ、サンティアゴ・デ・コンポステーラです。

サンティアゴはイエスの使徒ヤコブのことで、殉教後その遺骸がどこにあるのか長い間わからなかったのですが、スペインにあることがわかり、ここが聖地となりました。

1000年以上の歴史を持つ聖地への道は、今も年間およそ10万人がフランスからピレネー山脈を越えていきます。

巡礼のコースはいくつかあるようですが、テレビで放映されたのは南フランスのル・ピュイ・アン・ヴレイからのスタートでした。
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フランスでのエントリー時、注意事項があります。

「最初にピレネーを超えるのがこの巡礼の一番大変な難所で、挫折しないようがんばりなさい」という、いきなり厳しい宣告がありました。

目的地までの距離、1500kmで初めは険しい山道が続きます。

映像を見ただけで、これは大変だと思ってしまいます。

背中に思いリュックを担いでいますが、耐えられない人は、次の“宿場”まで運んでくれるサービスを頼みます。

台湾から来た女性は一度そのサービスを受けていました。

ところがスペインに入ると平坦で単調な景色が続き、それはそれで単調さに疲れるのです。
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スペインでは、巡礼の拠点の街が見え、そこには「巡礼事務所」があり、名前を登録し巡礼者の証明となる手帳を受け取るのです。

巡礼者の数が増えると共に、道沿いには無料の宿泊所が整備されています。

11世紀の礼拝堂を修復した宿泊所などもあり、こちらの宿では中世さながらの「洗足の儀式」が行われます。

巡礼者の足を水で清め、旅の無事を祈るのです。

食事も用意されますが、これらは巡礼を支える人々の無償の奉仕で成り立っています。

徒歩によるスペイン横断は、イベリア半島内でもおよそ 800kmあります。

長い巡礼を続けることは、人々にとって信仰と向き合う貴重な時間となるのです。

巡礼に参加しているのは、世界各国から集まった人たちで、主にヨーロッパですが、テレビでは台湾の女性、ブラジルから来た親子、オーストラリア、タイもいたように思えます。

けが人は多数、それでもなんとか次の“宿場”にたどり着きます。

最終地に着くと、大勢の人が待ち受けていて、大歓迎されるのです。
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番組では唯一の日本人が登場します。

スペイン在住の男性です。

目的地のさらに西側に、大西洋が見渡せる岬があります。

ここで巡礼者はもう一度この旅の感慨にふけるのです。

5024号 「三峡ダム」は決壊するのか

雨雲レーダーを見ていると、中国の方まで雨雲が広がっています。

今中国の「三峡ダム」が心配されています。

「山峡ダム」は「長江」中流域の、湖北省宜昌市三斗坪にある大型重力式コンクリートダムで、1993年に着工、2009年に完成しました。

三峡ダム水力発電所は、2,250万kWの発電が可能な世界最大の水力発電ダムと言われています。
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中国では現在南部が洪水に見舞われ、一方ではこのダムが決壊するのではとの懸念が生じています。

なぜか日本ではこの報道がなされていないのですが、世界的なに大事故になりかねません。


貯水量222億トンで、日本の最大容量の奥只見ダムの37倍とされています。

このダムの建設は政治がらみで、さらに中国ならではの手抜き工事で、賄賂ざんまい。

現在亀裂箇所がすでに何万か所も見つかっているのです。

またダムの基礎部分が、2018年には数ヶ所が湾曲していると中国国内のダム専門家が発表しています。

もちろん中国当局は否定していますが。


三峡ダムが決壊すれば被災者は少なくとも4億人以上に達し、およそ30億立方メートルの土砂が三峡ダム下流域を襲い、上海までが水浸しになる、と言われています。

現在の中国に「いい気味だ」と思いたくもなりますが、このダム決壊があると、影響は日本にも及ぶのです。

まず直接に中国の海岸から流れ着く「ゴミ」、そして死体が流れ着くかもという人がいます。

東日本震災のとき、アメリカまで日本の津波被害が流れ着いたではないですか。

そして難民が来るかもしれません。

中国から輸入している食料も来なくなります。


台湾では「もし中国が侵攻してくるようなことが生じたら、中距離弾道ミサイルを三峡ダムに向けて発射する」という考えをもっているとか。

三峡ダムは中国のアキレス腱なのです。


https://www.youtube.com/watch?v=3FNX9sMMARY

5023号 毛細血管のよう

九州の豪雨被害は大変なことになりました。

いつも思うのですが、被害にあった日本人は、感情を抑え決して泣きわめいたりしません。

中国や韓国ならどうでしょうか。

国民性の違いとはいえ、なにか悲しいものを感じます。


ところで私のスマホやタブレットには、NHK防災のアプリが入れてあります。

よく見るのが雨雲レーダーでこれです。
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左下の表示切替をタップすると、河川情報が表示されます。

そこも大河川と中小河川に分かれています。

これが大河川の情報。
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そして中小河川。
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日本にはなんと川が多いのでしょうか。

まるで毛細血管のように、国土を覆っています。

この川のおかげで、水が豊富で他の国からうらやましがられます。

その反面、一旦豪雨があると氾濫し住民を襲います。


5022号 スカイツリー

アインシュタインの相対性理論は、理解できないまでも、面白くて中学生のころから本を読んでいました。

いまでもよくわかっていません(笑)。

一般相対性理論によると、重力の強い場所ほど時間がゆっくり流れるというのです。

以前の検証は大がかりなもので、原子時計を搭載したロケットを上空1万kmまで打ち上げ、地上の時計と比べるという実験でした。


これを実験した人がいます。

スカイツリーの展望台は地上450mありますが、地上に比べ重力がわずかに弱いので、時間が早く流れるのかという検証です。


使われた時計は、「光格子時計」というもので、その精度は100億年で1秒程度のずれが生じるという時計です。

観測結果は、展望台にある時計は、地上にある時計に比べ、1日に10億分の4秒速く進むことがわかり、相対性理論が正しいかったと証明されました。