4414号 落語「一文惜しみ」(1)

江戸時代の貨幣制度は、三貨制度と言われています。

三貨とは、金、銀、銭の三種のこと。

金貨は小判で、1枚1両、その1/4の重量が「1朱」、1朱の1/4が「1分」となします。

「朱」と「分」には金貨と銀貨があります。

一番小さい単位が「文」で、250文が1分になります。

1両は16分ですから、1文銭では4000枚必要になります。

1文銭1000枚、穴にひもを通してまとめたものを1貫文と呼び、目方も1貫目(3.75kg)あります。

最小単位が1文ですから、一文無しという言葉も納得できます。

落語にはその最小単位しかもらえないという噺がいくつかありますが、思い出すのは「ねずみ穴」という人情噺で、兄から3文借りて(3文しかくれなかった)、商売を起こす噺です。

タイトルの「一文惜しみ」はこんな噺です。

あらすじ 
<大家の太郎兵衛の所へ、神田三河町で賭場の四文使いという、勝負に負けた者の着物を質屋へ行って換金して、使い賃に四文貰っていた初五郎が、そんなヤクザな稼業から足を洗って堅気になって八百屋でもやって稼ぎたいと相談に来た。

元手でも貸してやりたいが、太郎兵衛にもまとまった金はない。

そこで奉加帳を作って初五郎に知り合いの金のありそうな所を回らせ資金集めをさせることにする。

そんな面倒なことは御免といやがる初五郎を説得し、初めに回るの家が肝心と送り出す。>


つづく

 

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