4415号 落語「一文惜しみ」(2)

(前日より)

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初さんが最初に思いついたのが神田三河町の徳力屋万右衛門という質屋。

確かに金はあるが名代のしみったれ。

店へ入り奉加帳を見せると番頭が三文と書いた。

「初筆に三文、ふざけやがって・・・」と、怒る初さんの声を聞きつけて主人(あるじ)の万右衛門が出てきた。

話を聞いて万右衛門が奉加帳に書いたのが”一文”。

帳面を見た初さん、「乞食じゃねぇんだ、一文ばかりならいらねぇや」と畳へ叩きつけたのが跳ね返って、万右衛門の顔へぶつかった。

万右衛門が、「何をするんだ!」と、そばの煙管(きせる)で初さんの額をピシリと叩くと眉間から血がだらだらと流れ出た。

泣きながら大家の家に駆けこんだ初さん、事の顛末を話すと大家は、「相手が徳力屋では掛け合っても膏薬(こうやく)代も出すまい。

もう駆けっ込むよりしょうがあるめぇ」で、恐れながらと奉行所へ訴え出た。>

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この後大岡越前守のお裁きがあります。


つづく

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